魔術には黒も白もない?黒魔術と白魔術の本当の違いとは?

魔術には黒も白もない?

魔術には大きく分けて黒魔術と白魔術の2種類あります。

諸説ありますが、黒魔術は悪魔と契約を交わす儀式を執り行い、自分の願望を叶えるもの、白魔術は精霊や天使から力を借りて人助けをしたり、自分の願望を叶えるものという違いがあります。
もっとも大きな違いは、力を借りる対象が“悪魔”なのか“精霊や天使なのか”です。

というのが、よく言われる黒魔術と白魔術の違いです。

映画やゲームの世界では、“攻撃魔法が黒”で“防御魔法や回復魔法が白”という区分けが一般的ですね。
しかし、これらはあくまでも設定をわかりやすくために作られた区分けであり、魔術の本質とは違っています。

魔術に関する文献などを読めばわかることですが、魔術にはそもそも“黒”や“白”といった区分けはありません。
魔術を操る術師のサイトなどで黒魔術や白魔術と区分けしていることがありますが、あくまでもサイト訪問者にわかりやすく説明するためであり、便宜的に記載している場合が多いようです。(このサイトもそうです)

同じ種類の魔術でも使う人によって効果は180度違う

同じ種類の魔術でも、使う人によって人を傷つけることもありますし、人を癒すこともあります。
同じ種類の魔術を使ったにも関わらず、使う人によって傷つけることも癒すこともあるのなら、その魔術を黒か白かで区別することなど不可能です。

例えば、包丁をイメージしてみてください。
自分や誰かのために美味しい料理を作るために使うのが包丁の一般的な使い方です。
しかし、切れ味の鋭い包丁をひとたび自分や誰かに振りかざせば、大怪我をさせるだけでなく死に至らしめる危険すらあります。

良い使われ方をするか、悪い使われ方をするかは、包丁ではなく使う人間によって決まるものです。
魔術にも同じことが言えます。

邪な気持ちで魔術を使うことは危険


黒魔術、白魔術という定義は、魔術の種類ではなく、使う人によって変わるので、邪な気持ちで使えば“黒魔術”、正の気持ちで使えば“白魔術”と言えるでしょう。

邪な気持ちで魔術を使うことは、非常に危険です。
雑念や邪念を持った状態で魔術を行うと呪い返しを引き起こしてしまう可能性があるためです。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。

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